世界大百科事典(旧版)内のパリザー・パール・ポープル法の言及
【化学】より
…分子軌道法は初めはヒュッケル法のようにπ電子だけを扱い,必要なエネルギー積分の値を経験的パラメーターとみなす経験的方法であった。電子計算機の発達とともに,ヒュッケル法の近似を高めたパリザー・パール・ポープル法(PPP法と略す)のような半経験的方法,アプ・イニシオab initio法のように厳密な計算によって分子軌道関数を求める非経験的方法が,しだいに用いられるようになってきた。これに対し,静電的な取扱いは金属塩類とくに金属錯体中心の配位結合の理解に必要であった。…
※「パリザー・パール・ポープル法」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」