パレスティナ・タルムード(読み)ぱれすてぃなたるむーど

世界大百科事典(旧版)内のパレスティナ・タルムードの言及

【タルムード】より

…ヘブライ語の原意は〈学習〉。後4世紀末に〈エルサレム・タルムードJerusalem Talmud〉(別名〈パレスティナ・タルムードPalestinian Talmud〉),その100年後に〈バビロニア・タルムードBabylonian Talmud〉が成立した。これら両タルムードは,200年ころ総主教ユダ(イェフダ)Judah ha‐Nasiが編纂したミシュナをめぐってユダヤ人律法学者が数百年間積み重ねた議論の集大成で,ヘブライ語で書かれている。…

【ユダヤ教】より

…古代オリエントに発生し,現在も約1500万人の信徒を擁する世界最古級の宗教。その信仰によると,ユダヤ教とは,唯一の神の啓示を受けた民族がたどった歴史の軌跡にほかならない。事実,ユダヤ教の教義は,民族史の中で生起した事件と関連して形成されてきた。したがって,まず民族史を語らずにユダヤ教を説明することはできない。
【歴史】

[古代イスラエル時代]
 前2千年紀初頭に,神に選ばれたヘブライ人アブラハムが,カナン(のちのパレスティナ)へ移住したできごとによって,ユダヤ民族の前史は始まる。…

※「パレスティナ・タルムード」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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