パントクラトル(読み)ぱんとくらとる

世界大百科事典(旧版)内のパントクラトルの言及

【イエス・キリスト】より

…ただし西方では,カロリング朝,オットー朝およびルネサンスに,前者の型が見られないではない。有髯のキリストの表現は,いかにも権威に満ちた神の姿であり,東方においてはビザンティン中期以降その半身像が,いわゆるパントクラトルpantokratōr(全能者)像としてとくに発達し,ときにはイコンとして,あるいは祭室半円蓋,とくに主円蓋の中央に,これが表現されることとなる。これに対して西方では,祭室半円蓋の壁や入口のティンパヌムに表現されるときは,玉座に座った姿勢である。…

※「パントクラトル」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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