世界大百科事典(旧版)内のパーリ聖典協会の言及
【インド学】より
…その他,哲学,物語文学等の種々の領域で,インド研究は顕著な進展を示した。仏教研究についてみると,リス・デービッズT.W.Rhys Davids(1843‐1922)が,ロンドンにパーリ聖典協会Pali Text Societyを設立して以来急速に発展した。また,セナールÉ.C.Sénart(1847‐1928),レビS.Lévi(1863‐1935),ド・ラ・バレ・プッサンL.de la Vallée Poussin(1869‐1937)らが仏教研究に果たした貢献も大きい。…
【大蔵経】より
… これらは前2~前1世紀ころまでに徐々に形成されたもので,前1世紀ころにスリランカに伝えられたといわれ,以後,多くの蔵外の注釈書,綱要書,史書等が作られた。19世紀末ロンドンにパーリ聖典協会Pāli Text Societyが設立されて原典の校訂出版等がなされ,日本では若干の蔵外文献も含めて《南伝大蔵経》65巻(1935‐41)に完訳されている。
[チベット大蔵経]
仏典のチベット語訳は,7世紀ソンツェン・ガンポ王の時代にトンミサンボータによって始められ,13世紀ころには大蔵経が木版で刊行された。…
※「パーリ聖典協会」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」