《ひとり狼》(読み)ひとりおおかみ

世界大百科事典(旧版)内の《ひとり狼》の言及

【市川雷蔵】より

溝口健二監督に抜擢(ばつてき)された出世作《新平家物語》(1955)のりりしい若武者,《濡れ髪三度笠》(1959)などの明朗時代劇のヒーローとして人気を得,初の現代劇で三島由紀夫の小説《金閣寺》の映画化《炎上》(1958)に続く市川崑監督の《ぼんち》(1960)でも浪花男の飄逸(ひよういつ)さを好演。雷蔵自身の10年来の念願であったという村上元三原作,池広一夫監督の股旅物(またたびもの)《ひとり狼》(1968)では,半ば死の世界を生きる流れ者の断念をみごとに演じ,スターとしての絶頂の姿を示し,69年,直腸癌で倒れるまで映画生活15年間に153本の作品に出演。最後の7年間には《忍びの者》シリーズ8本,《眠狂四郎》シリーズ12本をはじめ《陸軍中野学校》5本,任俠劇《若親分》8本と,4シリーズで大活躍。…

※「《ひとり狼》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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