ひねりもの

世界大百科事典(旧版)内のひねりものの言及

【鋳金】より

…(2)蠟型(ろうがた)鋳造 蜜蠟をひねって原形を作り,これを鋳型土で包んで土鋳型を作製し,蠟を焼きぬいて,できた空間に溶銅を注入する技法。原形は蠟のみで形を作る〈ひねりもの〉の技法のほかに,鋳型土で中型を作り,この中型に蜜蠟に松やに(粘力を増すため)や油(柔軟にするため)を合わせた蠟をつけて原形を作り,その上に土と埴汁(はじる)(粘土汁)をまぜた土を塗りかけ,さらにその上を鋳型土で塗り固め,乾かしてから鋳型をかまどに入れて全体を火で焼いて中の蠟を焼きぬき,できた空洞に溶銅を注入する方法がある。中型が鋳造の際に動かないよう適当なところの蠟を切りぬいて型持(かたもち)を置いたり,蠟を通して中型に針,釘(笄(こうがい))を打つ。…

※「ひねりもの」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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