世界大百科事典(旧版)内のヒマヤの言及
【産屋】より
…特別に産小屋を設けるものと自宅で出産するものとの二つがある。産小屋はデベヤ,タヤ,ヒマヤ,カリヤなどとよばれ,月経小屋を兼ねているものもある。いずれも産の忌により,家の火をけがすのをおそれて,別火の生活をするものであった。…
【月経】より
…月事の忌をヒノカカリといい,月事の者の煮炊きの火と,家族のための煮炊きの火を別火とせねばならなかった。そのためにタヤ,ヒマヤ,ツキゴヤ,ベツヤ,ヨゴラヤ,アサゴヤなどと呼ぶ共同の別小屋を部落内に設けて,月事の間はそこで暮らした。これは海岸地帯に広く分布し産小屋と共用しているものと,別々の小屋をもつものがある。…
※「ヒマヤ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」