世界大百科事典(旧版)内のひものをの言及
【ひも(紐)】より
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[紐の歴史]
〈ひも〉は〈ひきむすぶ(引結)〉の意とも〈ひめを(秘緒)〉の略ともいわれ,後者の説(《日本古語大辞典》)によれば〈ひめ〉は霊能の意の〈ひ〉の活用形,〈を〉は緒である。古代には〈ひも〉を〈緒〉あるいは〈ひものを〉とも呼び,〈緒〉は〈尾〉からきたともいわれる。古代人は神秘の力をもつ緒を佩(お)びて身の護(まも)りにしたらしく,〈玉の緒〉〈年の緒〉〈息の緒〉などの言葉が残されているが,いずれも生命につながる重要な言葉である。…
※「ひものを」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」