《ヒューマニズムとテロル》(読み)ひゅーまにずむとてろる

世界大百科事典(旧版)内の《ヒューマニズムとテロル》の言及

【メルロー・ポンティ】より

…合理性とか真理といわれるものもけっしてア・プリオリなものではなく,この相互主観的関係の成立する度合に応じて確立されてゆくものなのであり,メルロー・ポンティが〈超越論的主観性とは相互主観性にほかならない〉と主張するのもこのような意味においてである。人間的実存についてのこうした考えに立って彼は,《ヒューマニズムとテロル》(1947)や《意味と無意味》(1948)に集められた論文において,マルクス主義の歴史哲学や政治哲学に新たな照明を当て,それを決定論や全体主義から解放することによって,実存主義とマルクス主義の統合を図っている。
[中期の思想]
 1940年代末に行われたソシュール言語学の批判的摂取がきっかけとなり,50年代に入るとその思想は〈構造主義〉といってもよい方向に新たな展開を見せる。…

※「《ヒューマニズムとテロル》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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