ヒラマキウマ(読み)ひらまきうま

最新 地学事典 「ヒラマキウマ」の解説

ヒラマキウマ

学◆Anchitherium cf. gobiense

奇蹄類ウマ科に属し,岐阜県可児かに市の平牧層から化石が見つかったため,この和名が付いている。平牧層産化石を元に1921年に3本指のウマであるAnchitherium新種A. hypohippoides)として記載されたが,今世紀に入ってその標本を再検討した結果,中国産の既知種(A.gobiense)に比較されるもの(A. cf. gobiense)に再同定された。Anchitherium北米からユーラシア大陸に渡ってきたウマ科である。ヒラマキウマはアジア地域でのAnchitheriumの最古級の化石記録。

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出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

関連語 Anchitherium 高桑

世界大百科事典(旧版)内のヒラマキウマの言及

【ウマ(馬)】より

…それらのうち,アンキテリウムはアジアへ移住し,ユーラシアの森林地帯で次の鮮新世まで繁栄した。日本でもその化石が知られ,岐阜県可児(かに)町で発見されたヒラマキウマ(平牧馬)がそれにあたる。中新世の後期は,全世界的な乾燥化があり草原性の環境が拡大したが,それに伴ってウマ科の第2回の大放散が見られた。…

※「ヒラマキウマ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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