《ヒラール》(読み)ひらーる

世界大百科事典(旧版)内の《ヒラール》の言及

【アーザード】より

…しかしムスリムの近代派であるアリーガル運動に背を向け,反英的デーオバンドDeoband派に接近した。1912年ウルドゥー語週刊誌《ヒラールal‐Hilāl(新月)》を発刊,その政治的・宗教的急進性によってムスリム青年層を引きつけた。ヒラーファト運動で理論家として主導的役割を果たした後,20年以降ガンディー指導下の国民会議派の活動に参加し,23年(臨時大会)と40年に会議派大会議長を務めた。…

【サラーマ・ムーサー】より

…《超人序説》(1910)執筆を皮切りに,エジプト・ジャーナリズムで精力的に活躍。《ヒラール》など1920‐30年代の主要雑誌の編集や執筆を通じて,西欧の思想家を広く紹介するとともに,封建的地主層の専横と抑圧糾弾の論陣を張った。エジプト社会党やエジプト科学教育協会の結成に参画し,またムスリム主導の民族政党ワフド党にコプト教徒として積極的にかかわった。…

【ジルジー・ザイダーン】より

…ベイルートに生まれ,医学を志したが,ベイルートのアメリカ大学の教授と不和になり,エジプトに移った。ジャーナリズムと文学に転じ,雑誌《ヒラールal‐Hilāl》を出版し(1892),言語・歴史関係の記事および物語を精力的に掲載した。博学でイスラム史にまつわる歴史小説をシリーズで多数書いている。…

※「《ヒラール》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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