ヒントン,G.E.(読み)ひんとん

世界大百科事典(旧版)内のヒントン,G.E.の言及

【認知科学】より

…1980年代になると,分散表現的なプロセスモデルの研究が盛んになり,また言語や行為の状況論的研究が進んだ。この頃の成果としては,たとえば記憶情報の分散表現,メンタルモデル(ジョンソン・レアードP.Johnson-Laird),サブサンプションアーキテクチャー(ブルックスR.A.Brooks),カオス理論とその応用,遺伝アルゴリズム,人工生命(C.ラングトンら),社会的分散認知研究の発展,視覚情報処理の理論(D.マー),脳神経系の並列情報処理(D.ヒューベルとリビングストンM.S.Livingstoneら),色情報の脳内表現(ゼキS.Zeki),完全相互結合型神経回路網モデル(ホップフィールドJ.J.Hopfield),ボルツマンマシン(ヒントンG.E.Hintonら),心のコネクショニストモデル(マクレランドJ.L.McClellandとラメルハートD.E.Rumelhart),心のエージェントモデル(M.ミンスキー),句構造文法(ギャツダーG.Gazdarら),状況意味論(バーワイズJ.BarwiseとペリーJ.Perry),状況に埋め込まれた行為としてのプランニング(サッチマンL.Suchman)などが挙げられる。 1990年代には, 脳神経系の機能と心理・行動レベルの機能の関係づけを含む情報処理モデルの構成,分散表現や自己組織化などの概念に基づく脳と心の情報表現と情報処理,外界と生体の相互作用を説明する情報科学の方法の建設(たとえば制約処理,エージェントなどの概念の利用,複雑系方法論の利用など),情動・意識・注意などの情報処理機能など,多くの進展があった。…

※「ヒントン,G.E.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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