ビアン,J.M.(読み)びあん

世界大百科事典(旧版)内のビアン,J.M.の言及

【新古典主義】より

…とくに,アメリカから来たB.ウェスト,イギリス(スコットランド)のハミルトンGavin Hamilton(1723‐98)など,ロココの影響を受けることの少なかったアングロ・サクソンの画家たちは,古代彫刻を熱心に研究し,ローマ史の主題を好んで取り上げることによって,新古典主義の基盤を準備した。一方フランスでは,古代作品に霊感を求めたビアンJoseph‐Marie Vien(1716‐1809)や,グルーズの教訓画が新古典主義への強い傾斜を示し,スイスでは女流画家カウフマンが活躍した。一般に,このころ,ロココの官能性に対する反動として,英雄の死,自己犠牲,博愛主義など,禁欲的,悲劇的テーマが好まれたことは注目に値する。…

※「ビアン,J.M.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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