六訂版 家庭医学大全科 「ビタミンC欠乏症」の解説
ビタミンC欠乏症(壊血病)
ビタミンCけつぼうしょう(かいけつびょう)
Vitamin C deficiency (Scurvy)
(内分泌系とビタミンの病気)
原因は何か
水溶性ビタミンであるビタミンCは生体内の酸化還元反応に関係し、また、コラーゲンの生成や
成人におけるビタミンCの適正摂取量は1日に100㎎とされています。日本人はもともとビタミンCの摂取量が多く欠乏症になりにくいのですが、妊娠や授乳時では必要量が増えます。また、生後6~12カ月の人工栄養の乳児に欠乏症(モラー・バーロー病)が起こりやすいので注意が必要です。
症状の現れ方
ビタミンCが欠乏すると毛細血管が
治療の方法
乳児では1日100㎎を、成人では1日1000㎎を投与すると症状の改善が認められます。ただ、長期に投与すると
菅原 明
出典 法研「六訂版 家庭医学大全科」六訂版 家庭医学大全科について 情報