ビラール,P.(読み)びらーる

世界大百科事典(旧版)内のビラール,P.の言及

【放射線】より

… 放射線は,1896年,フランスのA.H.ベクレルが,ウランから放出されるのを発見したのが最初で,これに引き続いてM.キュリーらによってラジウム,ポロニウムからも同様の放射線が出ていることが明らかにされ,99年にはE.ラザフォードが透過力の小さい放射線にα線,大きいほうにβ線の名を与えた。さらに,1900年,フランスのP.ビラールは,磁場によって曲げられず,非常に透過力の強い第3の放射線が存在することを発見し,この放射線はγ線と呼ばれた。これらの放射線の発見とともに,それらの正体をつきとめる研究も精力的に行われ,まずβ線については磁場中でのその軌道のふるまいから,それが電子からなることがただちに明らかにされた。…

※「ビラール,P.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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