ビル,M.(読み)びる

世界大百科事典(旧版)内のビル,M.の言及

【コンクリート・アート】より

…44年バーゼルでコンクリート・アート展が開かれ,チューリヒでは《抽象/具体》誌が創刊された。これら一連の活動の中心人物ビルMax Bill(1908‐94)によれば,コンクリート・アートとは抽象的な概念,関係,思考そのものを目に見えるようにした作品のことで,彼およびこの派に属するR.P.ローゼ,K.ゲルストナーらは,数学的でシステマティックな方法で制作している。またこの方法はスイスのグラフィック・デザインにも一時影響を与えた。…

【コンクリート・ポエトリー】より

…近代詩は象徴主義以後,言語の視聴覚的要素の喚起力と物質的エネルギーを回復しようとし,シェーアバルト,モルゲンシュテルンの音響詩,未来派の自由話法,ダダの抽象詩,物体詩,同時詩などの実験を生んだ。これらが,カンディンスキーやビルMax Bill(1908‐94)の〈具体芸術(コンクリート・アート)〉,イズーIsidore Isou(1925‐ )らの〈レトリスムlettrisme〉に媒介されて,第2次大戦後,言語を文法や意味から自立させ,裸形の物質として時間と空間,世界構造へと解放するコンクリート・ポエトリーの運動となった。それは視覚的,聴覚的,キネティックの3分野に大別され,東西ヨーロッパや南北アメリカにひろがった。…

※「ビル,M.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む