ビレン,F.(読み)びれん

世界大百科事典(旧版)内のビレン,F.の言及

【色彩調節】より


[沿革]
 色彩調節の起源とされている挿話は,1925年ニューヨークにある病院手術室の壁に関するものである。外科医が手術中,手術室の白い壁がまぶしく,かつその上に青緑の幻を見るということを,デュポン社の色彩顧問であるF.ビレンに相談した。調査の結果,青緑の幻というのは,手術中医師が血を凝視したあと,白壁を見たときに生ずる血の色の補色,青緑色の残像であることがわかり,白壁を淡い青緑に変えることによってこの問題を解決した。…

※「ビレン,F.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む