ビール,J.(読み)びーる

世界大百科事典(旧版)内のビール,J.の言及

【ストーリー】より

…サビニーおよびイタリアのマンチーニ(国際法の基礎ならびに国家統一の核として民族性の理念を提唱したことで著名)と共に近代国際私法学の形成に貢献した三大学者の一人とされる。その論の基本原理は,オランダのU.フーベルス(1636‐94)の立場をほぼそのまま受容し,近世以降のヨーロッパの理論をも幅広く吸収したうえで英米の判例を整序・体系化した普遍主義的な国際私法論であり,アメリカではJ.ビール(1861‐1943)の《法抵触論》(1935)が著されるまで1世紀にわたってその権威を独占してきた。【場 準一】。…

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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」