世界大百科事典(旧版)内のピアノ・スコアの言及
【スコア】より
…また〈コーラス・スコア〉とよばれる声楽と器楽のための作品の合唱部分だけをスコアの形で示すものや,〈ボーカル・スコア〉とよばれる声楽部分はスコアの形で示し,器楽部分は鍵盤楽器用に編集した大譜表で表すものもある。すべての声部が2段の大譜表にまとめて記譜されたものを〈ピアノ・スコア〉という。 10世紀から13世紀にかけての初期多声楽曲は,オルガヌムにみられるようにスコアの形で表示されるのが普通であったが,モテットの発展とともに合唱本の形が一般化し,15世紀から16世紀になるとパート譜が普及した。…
※「ピアノ・スコア」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」