世界大百科事典(旧版)内のピナス兄弟の言及
【ラストマン】より
…オランダの画家。アムステルダムに生まれ同地で没。イタリア留学中にエルスハイマーおよびカラバッジョから感化を受け,帰国後,自然主義的描写に基づきつつも物語的性格がきわめて強い宗教的・歴史的主題の絵画を描いてマニエリスムを克服した。故郷ライデンでの修業を終えたレンブラントが彼のもとで6ヵ月間学んで根本的な影響を受けたことでも有名。このため彼を筆頭に同じころアムステルダムで活躍したピナスPynas兄弟ら同傾向の画家を一般に〈レンブラント前派〉と呼ぶ。…
※「ピナス兄弟」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」