世界大百科事典(旧版)内のピュッター,J.S.の言及
【反宗教改革】より
…〈反宗教改革〉あるいは〈対抗宗教改革〉という表現は1776年にゲッティンゲン大学の法制史家ピュッターJ.S.Pütterが,プロテスタント化された領地に対するカトリック領邦君主の実力による再カトリック化の試み,という意味で初めて用いた。その際ピュッターは反宗教改革を個々のできごととして理解して複数形(Gegenreformationen)で表現していたのに対し,歴史家のランケは,1803年の《改革時代のドイツ史》で単数形(Gegenreformation)で用い,それ以来反宗教改革はしだいにひとつの時代概念となった。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」