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《ピラモとティスベの物語》(読み)ぴらもとてぃすべのものがたり

世界大百科事典(旧版)内の《ピラモとティスベの物語》の言及

【ゴンゴラ】より

…発表と同時に賛否の論争をまき起こしたが,古典の知識と発想の奇抜さを楽しむ難解な文体は,ゴンゴリスモと呼ばれて多くの模倣者を出した。多様な矛盾する要素を一つの作品の中に組み合わせる彼の詩風は,さらに,悲劇的な主題に卑俗なユーモアが交錯するロマンセ《ピラモとティスベの物語》(1618)へと発展した。あらゆる意味でスペイン17世紀を代表するこの詩人は,新古典主義によって否定され忘れられたが,フランスの象徴詩運動を契機として,スペインの〈27年世代〉の詩人たちにより再評価が行われた。…

※「《ピラモとティスベの物語》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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