ピルム(読み)ぴるむ

世界大百科事典(旧版)内のピルムの言及

【甲冑】より

… ローマ人はギリシアの甲冑を踏襲することから出発したが,軍制の著しい整備と,大帝国版図内諸民族の習俗や技術の採用によって甲冑にも発達が見られた。共和政期には軍団正規兵の武器として槍(ピルム)が一般化したが,構造が強化されたため貫徹力は古い型の槍(ハスタ)に比べてはるかに大きい。これはもっぱら投げるための武器で,その後近接戦で初めて剣を用いたのである。…

※「ピルム」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」