世界大百科事典(旧版)内のピークタンクの言及
【水密区画】より
…船首隔壁は衝突隔壁ともいい,万一衝突したときの浸水を防ぐものであって,規則により原則として船首から船の長さの5%以上後方に設ける。船首隔壁より前方,船尾隔壁より後方の水密区画はふつう清水タンクに用い,ピークタンクと呼ぶ。同様にして二重底は座礁時の浸水を防ぐものであり,二重底内部の水密区画はバラスト(海水)タンク,燃料油タンクなどに用いられる。…
【舟∥船】より
…隔壁は強度部材としての重要な役割のほか,水密構造になっていれば,衝突時に外板が破れた場合も浸水を一部分にくいとめることにより,船を沈没から守る役割も果たせる。船首および船尾の隔壁の前後は船の縦方向の傾斜の調整(トリミング)を行うタンクになっており,ピークタンクと呼んでいる。このタンクに注排水をすることにより,前・後部の喫水調整を行う。…
※「ピークタンク」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」