世界大百科事典(旧版)内の《ファウストの生涯と行動と地獄落ち》の言及
【クリンガー】より
…ドイツの〈シュトゥルム・ウント・ドラング〉の劇作家。ゲーテの《ゲッツ》にならった《オットー》(1775),ルソーとシェークスピアの影響の下に天才の情熱と自由への渇望をえがく《双生児》や《シュトゥルム・ウント・ドラング》(ともに1776)などがあるが,ロシアにおもむいた後の小説《ファウストの生涯と行動と地獄落ち》(1791)では,天才主義から離れ,古典主義的教養思想への接近を示している。【長屋 代蔵】。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」