《ファブリオ》(読み)ふぁぶりお

世界大百科事典(旧版)内の《ファブリオ》の言及

【シュトリッカー】より

…〈縄作り人〉という名前から市民の出と推定され,その作風からもドイツ語圏最初の庶民詩人として注目される。長編叙事詩も残したが,本領は娯楽と教訓を兼ねた短編叙事詩《ファブリオFabliau》で,騎士文学とは異なった視点から好んで男女,夫婦の間柄をテーマにした。代表作は狡猾でいたずらな僧アミースAmisを主人公とする一連の冒険談で,この人物像は後の《ティル・オイレンシュピーゲル》につながる。…

※「《ファブリオ》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」