世界大百科事典(旧版)内のフィロキセラの言及
【ブドウ(葡萄)】より
…またアメリカ合衆国東南部の亜熱帯および熱帯地域では,muscadineとよばれるV.rotundifolia Michx.が栽培され改良も行われるようになった。その後アメリカブドウがヨーロッパへ導入されたが,同時にブドウの大害虫フィロキセラ(ブドウネアブラムシ)が持ち込まれ(1860ころ),その被害によって一時はヨーロッパブドウが全滅の危機にした。フィロキセラはブドウの根と葉に寄生して瘤(こぶ)を作り大害を与える昆虫である。…
※「フィロキセラ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」