世界大百科事典(旧版)内のフィーローザーバードの言及
【デリー】より
…そのおもな都城址をあげると,ハルジー朝のシリ(1303建),トゥグルク朝のトゥグラカーバード(1321‐23建),ジャハーン・パナー(1327建)と続き,これらはいずれもデリー三角地の南部にあった。同朝のフィーローザーバード(1354建)はオールド・デリー南東郊に一挙に北上した。続いてスール朝のシェール・シャーにより1541年建設され,ムガル朝第2代皇帝フマーユーンにより改修されたのがプラーナー・キラーで,フマーユーンはここで死去し,その南方にあるフマーユーン廟に葬られた。…
【フィーローズ・シャー・トゥグルク】より
…彼は北インドに灌漑施設を造らせ,多くのモスクを建設させた。また,デリー地域に首都としてフィーローザーバードFīrozābādの都城を建設させた。【小名 康之】。…
※「フィーローザーバード」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」