世界大百科事典(旧版)内のフェッターマン,W.J.の言及
【アメリカ・インディアン】より
…南北戦争後70年代をピークとして合衆国軍と諸部族との最後の決戦が合衆国の西半分の各地で展開された。インディアン側は,1866年のW.J.フェッターマン大尉以下81名のせん滅や,76年のカスター連隊のせん滅などの戦果をあげたが,軍事力の格段の違いや,生活資源であるバイソンの絶滅などにより抵抗を継続することができず,保留地に封じこめられた。
[文化的解体と再生の時代]
(1)部族文化の解体(1880‐1930年代) 南北戦争後の急激な資本主義の発展のなかで,牧畜業者,鉱山業者,森林業者,鉄道業者,土地投機業者そして農民は,インディアン保留地の土地と資源に目をつけ,保留地そのものを解体し奪おうとしていた。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」