世界大百科事典(旧版)内のフォスコ,P.の言及
【イタリア映画】より
…ブームの先鞭をつけたのがルイジ・マッジ監督《ポンペイ最後の日》(1908)で,18分弱の短編であった。次いで,エンリオ・グアッツォーニ監督《クオ・バディス》(1912),マリオ・カゼリーニ監督《ポンペイ最後の日》(1913),そして史劇映画の頂点となるピエロ・フォスコ(ジョバンニ・パストローネの別名)監督《カビリア》(1914)が世界的な大ヒットを記録して未曾有(みぞう)の史劇ブームが到来した。いずれも2時間をこえる超大作で,このような長編映画の成功が短編主体だったアメリカ映画に長編映画製作の大きな刺激と糸口を与えたのである。…
※「フォスコ,P.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」