世界大百科事典(旧版)内のフォトクロミズム材料の言及
【写真】より
…これらの非銀塩感光材料は,銀塩写真時代には考えられなかった新しい写真とイメージングの分野を開いて,写真の応用技術を著しく拡大した。 非銀塩感光材料は以上のほか多数の興味ある材料が研究され,たとえば露光によって色像を形成し,加熱によってこの画像が消失するフォトクロミズム材料,紫外線露光によって色像をプリントアウトするラジカル写真材料,樹脂中にジアゾニウム塩を配合して紫外線露光による光分解により樹脂中に微細気泡の画像を作るベジキュラー写真材料などがあり,これらの一部はマイクロ複写,色分解写真の校正あるいは製版のマスク材料などに使われる。写真撮影以外の記録においては記録材料の感度が必ずしも高くなくても目的を達し,また光源として強力なレーザーあるいは電子線などを使って非銀塩記録システムが作られる。…
※「フォトクロミズム材料」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」