世界大百科事典(旧版)内のフォロスの言及
【シリア王国】より
…ギリシア・マケドニア人の勢力を扶植するために都市や軍事植民地(カトイキア)を建設することは,セレウコス1世,アンティオコス1世,4世の治世に精力的に行われた。国家の財源としては総督領からの貢税(フォロス)がもっとも重要であり,都市や神殿といえども原則的には徴税を免れなかった。ただ,十分の一税,人頭税,王冠税,塩税など,史料にあらわれる諸税の徴収の実態については十分あきらかでなく,総督の権限や財務関係官職の職掌についても同様である。…
【サントーメ・プリンシペ】より
…アンゴラから移入された奴隷の子孫はアンゴレールangolaresとよばれ,おもに漁民である。奴隷廃止時代の自由奴隷の子孫はフォロスforrosとよばれる。新しい住民のうちセルビセserviçaisはアンゴラ,モザンビーク,ベルデ岬諸島からの出稼ぎ労働者である。…
※「フォロス」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」