世界大百科事典(旧版)内のフォンテシュバード洞窟の言及
【タヤク文化】より
…フランス,ドルドーニュ地方のミコックMicoque岩陰の2枚の層の遺物をもとに,剝片石器文化と定義された旧石器時代文化。名称は同地方のレゼジー・ド・タヤクLes Eyzies‐de‐Tayac遺跡にちなむ。小型で厚い剝片を素材とした石器は,ムスティエ文化の様相を示す。しかし指標となる石器はなく,特徴は剝片剝離技術にある。打面幅が広く,打撃角の大きい,打瘤の発達する剝片が多い。スペインから西アジアに至る諸遺跡で,旧石器時代の前期末,あるいは中期初頭の層があてられている。…
※「フォンテシュバード洞窟」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」