フサリルスルファチゾール(読み)ふさりるするふぁちぞーる

世界大百科事典(旧版)内のフサリルスルファチゾールの言及

【サルファ剤】より

…これらのサルファ剤は水に難溶であるうえに,肝臓内で抗菌作用が失われ,尿路で析出して結石をつくりやすい,などの欠陥をもっていた。そこで現在では,より水に溶けやすいスルフィソクサゾールsulfisoxazole(SIと略記),吸収されにくくして腸内で濃度を保つことによって腸内感染症に適用する難吸収型のフサリルスルファチゾールphthalylsulfathizoleなどが開発されている。
[抗菌作用の機序]
 サルファ剤の病原体に対する作用域は次のようである。…

※「フサリルスルファチゾール」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」