世界大百科事典(旧版)内のふさ状ミセル説の言及
【ミセル】より
…ミセルという言葉は,1858年ネーゲリKarl Wilhelm von Nägeli(1817‐91)が,デンプンやセルロースのゲルが光学的異方性を示すのは,分子が配向した微結晶構造をもつためと考え,この構造をミセルと呼んだのが始まりである。その後,セルロースなどは小分子の会合体ではなく,巨大分子であることが明らかになり,セルロースの高分子鎖が部分的に会合して束をつくり微結晶になるという,ふさ状ミセル説が広く行われるようになった。界面活性剤コロイド【妹尾 学】。…
※「ふさ状ミセル説」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」