世界大百科事典(旧版)内のフライベルク鉱業法の言及
【銀】より
…ザクセン・マイセン地方でも10世紀ころから銀が採掘されていたが,フライベルクFreibergは1168年に発見された銀山が開発されると,12世紀以降ドイツ第1の鉱業都市になった。ここの鉱山の慣行を集成した〈フライベルク鉱業法〉は14世紀に制定され,ドイツの鉱業法の基礎になったばかりでなく,ヨーロッパ中に広まった。ドイツの銀山が空前の繁栄期を迎えたのは15世紀後半から16世紀にかけてである。…
【鉱山】より
… 中世鉱山の法慣習や鉱夫の労働組織は鉱業法や鉱山条例から知られる。13世紀のイグラウ(ボヘミア)鉱業法と14世紀のフライベルク鉱業法は,全ヨーロッパと新大陸へ伝播した母法として重要である。鉱山の法制の中心には,地中の鉱石はだれの所有に属するか,まただれがある場所で鉱山経営(採掘)の権利をもつかという問題がある。…
※「フライベルク鉱業法」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」