フランク,I.M.(読み)ふらんく

世界大百科事典(旧版)内のフランク,I.M.の言及

【チェレンコフ】より

…このほか,電子加速器の開発・建設に努め,光子‐原子核,光子‐中間子反応の研究を推進した。58年チェレンコフ効果発見の業績により,この現象に対して電磁気学的な説明を与えたソ連のフランクIl’ya Mikhailovich Frank(1908‐90),タムIgor’ Evgen’evich Tamm(1895‐1971)とともにノーベル物理学賞を受賞した。【日野川 静枝】。…

【チェレンコフ効果】より

…透明媒質中を高速荷電粒子が通過するときに光が放出される現象。1934年にソ連のP.A.チェレンコフによって予言され,37年にI.タムとI.フランクによって理論的に確かめられた。粒子速度vがその媒質中の光の位相速度(真空中での光速度cを媒質の屈折率nで割ったもの)より大きくなる周波数領域でのみ光が放出され,この放射をチェレンコフ放射Cherenkov radiationと呼ぶ。…

※「フランク,I.M.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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