フランシス,G.(読み)ふらんしす

世界大百科事典(旧版)内のフランシス,G.の言及

【インドネシア】より

…そのようなインドネシア語による文学としてのインドネシア文学の開始も,この若きインドネシア民族の民族的自覚の歴史の中に求められることになる。具体的にはG.フランシスの《現地妻ダシマ》(1896),F.D.J.パンゲマナンの《野盗チョナット物語》(1900)など,世間の語り草となった事件を当時の植民地社会の共通語であったごく通俗的なマレー語で描いた,19世紀末から20世紀初頭にかけての小説をいわばその誕生前夜の文学としながら,インドネシア文学は1920年代に成立したと考えられる。アブドゥル・ムイスAbdul Muisの《サラー・アスハン(西洋かぶれ)》(1928)はこの期の代表的作品である。…

※「フランシス,G.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む