《フランスの料理人》(読み)ふらんすのりょうりにん

世界大百科事典(旧版)内の《フランスの料理人》の言及

【料理書】より

…イタリア料理の流入により,フランス料理はより洗練され,より繊細なものとなるが,それでもルイ14世時代はまだ豪華さと量で勝負といった傾向がみられた。この時代の料理の集大成にフランソア・ピエール・ド・ラ・バレンヌの《フランスの料理人》(1651)がある。 料理が芸術,科学の一分野とまでもてはやされた18世紀前半には料理書出版のラッシュがみられ,5巻本(バンサン・ラ・シャペル《現代の料理人》1735),4巻本(ムノン《宮廷の夜食》1755),3巻本(マラン《料理神コモスの贈物》1742,初版(1739)は1巻本)など豪華なものが現れ,また時代を反映してマッシャロの《王室およびブルジョア家庭の料理人》(1691,1712新版)やムノン《ブルジョア家庭の女料理人》(1746)など,書名にブルジョアをうたうものも登場した。…

※「《フランスの料理人》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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