世界大百科事典(旧版)内の《フランスの階級闘争》への序言の言及
【エンゲルス】より
…K.マルクスとともにマルクス主義(いわゆる科学的社会主義)の創設者。マルクスの単なる協力者ではなく,独自の理論的傾向をもち,今日のマルクス主義(ことに正統派マルクス主義)に,むしろマルクス以上の影響を与えている。バルメン(現,ドイツ,ブッパータール)に実業家(主として繊維関係)の長男として生まれる。ギムナジウム中退。革命家および実業家として生き1895年喉頭癌で死亡。初期すなわち1848年革命までのエンゲルスについてとくに注目されるのは,唯物史観(史的唯物論)の確立に至るマルクス主義の骨格形成過程における彼の主導的役割である。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」