フランス式簿記法(読み)ふらんすしきぼきほう

世界大百科事典(旧版)内のフランス式簿記法の言及

【簿記】より

…イタリア式簿記法とは,かかる仕訳帳,元帳による二重分類簿記法のことを意味していたのである。 その後,これらの簿記法が西欧諸国に伝播していく過程で仕訳帳,元帳のそれぞれが分化し,取引量の増大に対応するため頻繁に生ずる取引については普通仕訳帳に記入せず特殊仕訳帳(仕入帳,売上帳,受取・支払手形帳,現金出納帳)を設けて記入して,そこから直接,元帳に1ヵ月ごとに総合転記をするイギリス式簿記法や,現金出納帳(特殊仕訳帳),普通仕訳帳と元帳との間に定期的総合転記を行うための総合仕訳帳をおくドイツ式(総合)簿記法,さらに総合仕訳帳を設けずさまざまに分化された特殊仕訳帳の総合仕訳を普通仕訳帳の後尾で行うフランス式簿記法,またそれらの中間形態が生まれた。また18世紀末のイギリスでは〈E.T.ジョーンズのイギリス式簿記Jones’ English System of Book‐keeping〉(1796)の出現以来,仕訳帳金額欄の貸借区分が普及し,それ以後〈複式簿記〉という名称も一般化した。…

※「フランス式簿記法」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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