《フランツ・シュテルンバルトのさすらい》(読み)ふらんつしゅてるんばるとのさすらい

世界大百科事典(旧版)内の《フランツ・シュテルンバルトのさすらい》の言及

【ティーク】より

…大学時代,同郷・同窓の友で夭折した初期ロマン派の詩人ワッケンローダーWilhelm Heinrich Wackenroder(1773‐98)と共にバンベルク,ニュルンベルクに遊び,中世的な雰囲気と中世キリスト教芸術に魅せられる。この体験とワッケンローダーの宗教的・神秘的な資質は,ティークのロマン主義への傾斜に決定的な影響を与えたが,未完の小説《フランツ・シュテルンバルトのさすらい》(1798)の中で示される芸術観はその結晶であるといえよう。ドイツの中世民衆童話の形を借りた一連の創作童話の中では,人間の意識の深淵にひそむ不安,恐怖,記憶,あこがれ,予感などの主要モティーフが,戦慄的な自然の背景と結びつき,人間存在の根源的なものが暗示される。…

※「《フランツ・シュテルンバルトのさすらい》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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