フルナ(読み)ふるな

世界大百科事典(旧版)内のフルナの言及

【スフィンクス】より

…古期の〈ピラミッド・テキスト〉では2頭のライオンをルゥティと読んでスフィンクスを示していたのに対し,中期の文書(たとえば《シヌの物語》)では,シェセプ・アンク(魂の像)と呼んでいる(この語からギリシア語スフィンクスsphinxが出たという説もある)。また新王国時代には,有翼のスフィンクスがフルナ,フロン(セム系の太陽神を表す言葉)などと呼ばれているが,これはメソポタミアから逆輸入されたものである。 メソポタミアのスフィンクス彫像の代表としては,北イラクのニムルド(アッシリア王宮址)の井戸の底から見つけ出された象牙製のものがある。…

※「フルナ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

USスチール買収問題

日本製鉄は2023年12月、約141億ドル(約2兆2千億円)で米鉄鋼大手USスチールを完全子会社化する計画を発表した。国内の鉄鋼市場が先細る中、先進国最大の米国市場で、高級鋼材需要を取り込み、競争力...

USスチール買収問題の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android