フルール・ド・リス(読み)ふるーるどりす

世界大百科事典(旧版)内のフルール・ド・リスの言及

【アイリス】より

…ジャーマン・アイリスは乾燥地に適し,根茎の背が出るように浅植えし,灌水は不要。【堀中 明】
[伝説]
 アイリスの花はルイ7世(在位1137‐80)以降フルール・ド・リスfleur‐de‐lisとしてフランス国章になったが,これはフランク王国のクロービス1世Clovis Iがケルン近くでゴート人に追いつめられた際,ライン川の河床にこの花が咲いているのを見て浅瀬の場所を知り,危うく全滅を免れた故事によるという。また英名はギリシア神話中のにじの女神イリスに由来し,ゼウスとヘラの使者として天と地にかけたにじから地上へ下ってこの花に姿を変えたといわれる。…

【アヤメ】より

…五大湖近辺産のイリス・ウェルシコロルの根茎は薬用にされ,葉は敷物やサンダルに使ったとされる。キショウブは古くフルール・ド・リスfleur‐de‐lisと呼ばれ,フランク王クロービス1世が紋章にした。ニオイイリスI.florentina L.(英名orris)は根茎を香料や薬用に用いたが,現在ではイリス・パリダを香料用にイタリアで主要な産業作物として栽培している。…

※「フルール・ド・リス」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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