世界大百科事典(旧版)内のフレッシェ,M.の言及
【関数空間】より
…通常,関数空間においては距離を定義して収束を考える。このような研究方法は,20世紀に入ってから,フレッシェM.Fréchet,リースF.Rieszらによって始められたものである。以下に重要な関数空間の例を挙げる。…
【幾何学】より
…彼はn次元ユークリッド空間の一般の点集合に対して,集積点,開集合,閉集合などの位相的概念を導入し,点集合論,すなわちユークリッド空間の位相の理論を創始した(1879‐84)。20世紀に入って,点集合論はM.フレッシェによって距離空間論に一般化され(1906),さらに20年代にはF.ハウスドルフらによって位相空間論に一般化された。これによって,極限や連続の理論が抽象空間の上で展開されるようになり,これに伴って曲線,次元,ホモロジー群などが位相空間に対して定義され,それらの本質が明らかになった。…
※「フレッシェ,M.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」