世界大百科事典(旧版)内のフロニマ・ステビンギの言及
【タルマワシ(樽廻)】より
…この類の最大はオオタルマワシPhronima sedentaria(イラスト)で体長6~35mm,雌は浮遊性の原索動物のサルパ,ウミタルやヒカリボヤなどのゼラチン質の被囊内に入り込み,周囲の組織を食べて,樽状の住居にしたて,その中にすみ,幼生を保育する奇習があることが知られている。近似のフロニマ・ステビンギP.stebbingiは体長3~9mmと小型で,分布はやや広く,冷水域にも見られる。タルマワシモドキPhronimella elongataは体長6~17mmで,体や脚が著しく細長い。…
※「フロニマ・ステビンギ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」