世界大百科事典(旧版)内のフロレンティーン・ステッチの言及
【キャンバス・ワーク】より
… すでに古代エジプトやローマで行われ,12世紀には教会関係の祭服,祭壇おおい,掛布などの装飾に用いられ,ドイツ製の祭服が現存している。15世紀にはフィレンツェで炎のようなジグザグ模様のフロレンティーン・ステッチが考案され,椅子張り,パネル,祭壇おおいなどに使われた。16世紀に西アジア製のじゅうたんの使用が盛んになると,それらを模倣して厚みの出るベルベット・ステッチが考案され,トルコ・ワークと名づけられて手刺しのじゅうたんが作られた。…
※「フロレンティーン・ステッチ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」