世界大百科事典(旧版)内のフローティング方式の言及
【天体望遠鏡】より
…望遠鏡がどの方向を向いても鏡の機械的変形を防ぐには鏡材の裏面に多数のパッドを設け,各パッドに鏡の自重に相当する力を加えて鏡を浮かせるように支持する。この方法をフローティング方式といい,力の制御には,てこと重りを使う受動的な方法や空気枕(エア・パッド)の空気圧を調節する方法などが使われてきた。最近では精密アクチュエーターの開発と電子計算機制御によって力支持の精度が向上し,超薄型鏡の採用が可能となった。…
※「フローティング方式」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」