世界大百科事典(旧版)内のブドウ糖受容ニューロンの言及
【食欲】より
…マイヤーはこのようなブドウ糖を選択的に取り込むブドウ糖受容器をもつニューロンが血糖値の変化を感知し,食欲や満腹感の発生,すなわち摂食調節のための糖定常機構を働かせると考えたのである。さらに大村ら(1969,73)によると,満腹および摂食中枢にはブドウ糖をニューロン膜に直接与えると,それぞれインパルス放電の減少するブドウ糖感受性ニューロンとインパルス放電の増加するブドウ糖受容ニューロンが存在する(後述の視床下部化学受容器の項参照)。さらには視床下部の背側核,延髄の弧束核にも,ブドウ糖によりインパルス放電の増加または減少するニューロンがあることが明らかにされた。…
※「ブドウ糖受容ニューロン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」