《ブリタニアの空》(読み)ぶりたにあのそら

世界大百科事典(旧版)内の《ブリタニアの空》の言及

【ケアリー】より

…とはいうものの,ダンが死んだとき有名な《ジョン・ダン博士の死をいたむ哀歌》(1633)を世に問い,その思想内容においても措辞においても,形而上詩に対する深い理解と強い同質性を示している。力作の宮廷仮面劇《ブリタニアの空Coelum Britannicum》(1633)は,議会派やピューリタンたちの圧力に押されて後退を続けるチャールズ1世宮廷への,ひそかな挽歌となっている。ケアリーは,本来,小意気な恋愛小曲風の詩で宮廷にもてはやされていたが,1639年の司教戦争では病弱の身を押して国王軍に従い,まもなく没した。…

※「《ブリタニアの空》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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